
NFTって言葉を最近よく聞くけど、どういったものなの?
今回はこのような疑問に答えていきます。
▼本記事の内容
①NFTについて簡単にわかりやすく解説
②NFTの大きな2つの特徴を解説
③NFTが使われたアート作品やゲームを紹介
超ざっくり結論をまとめると以下の通りです。
NFT=他とすり替えることのできない(代替不可能な)唯一無二のデジタルデータのこと。
アート/ゲーム/スポーツ/音楽などの様々なジャンルでの活用され始めている。
本記事ではわかりやすくNFTについて解説していくので、NFTについて知りたい方はご覧ください。

5分くらいで読めるよ。
NFT=代替不可能な唯一無二のデジタルデータのこと
NFTとは他とすり替えることの出来ない唯一無二のデジタルデータのことを指します。

唯一無二のデジタルデータ‥?
例えば野球ボールがあったとして、そこに何も書かれていなければそのボールは世界中にあるボールの内の一つですが、プロ選手のサインが書いてあれば固有の価値が生まれます。

「プロ選手のサイン入りボール」⇒希少価値があるもの、代替不可能なもの。
このように現実世界では物に唯一無二の希少性を持たせることが出来ますが、以前まではデータではそれが出来ませんでした。
しかし、ブロックチェーンという新技術を使うことでデータに唯一無二の希少性を持たせることが可能になり、生まれたのが「NFT」です。

「世界で一枚だけの超貴重な画像」とか、「世界で一つだけの激レアアイテム」みたいなものを作れるようになった。
NFTとして扱われ始めているものは「アート作品」「ゲームのキャラ・アイテム」「音楽データ」などがあります。
NFTの持つ2つの特徴
NFTには以下の2つの大きな特徴があります。
①コピー・複製・改ざんが出来ない
②所有権を証明できる
①コピー・複製・改ざんができない
NFTはコピーや複製、改ざんができません。
今までは画像や音楽など簡単にコピーし複製して海賊版として世に出回ることがありました。
しかし、NFTは改ざんが難しいブロックチェーン技術により管理されているので、盗作や無断コピーが出来なくなっています。

コピーや複製ができないからこそ、データに希少性が生まれる。
デジタルアートが約70億円で落札されたという事例もある。
②所有権を証明できる
NFTは所有権を証明できる点も大きな特徴。
例えばNFTアートを購入したら、その作品の「正当な所有者」だということを証明でき、その「所有権」を他人に譲渡したりすることでお金を稼げたりもします。
※クリエイターに利益が還元できる仕組みも出来上がっている
NFT作品はクリエイター(作成者)の証明もできます。
この仕組みがあることにより、NFT作品の売買時の利益をクリエイターが受け取ることもできます。
▼例
①AさんがNFTアートを作り、Bさんがそれを買う
②BさんがCさんにNFTアートを売ると、数%の利益がAさんに入る
③CさんがDさんにNFTアートを売ると、数%の利益がAさんに入る
④以下ループ
今はマンガとかを古本屋に売った時に作者に一銭も入らない仕組みですが、NFT作品なら売買されるたびに作者に利益が入るので、クリエイターに優しい世界になりそうです。

所有権や取引の情報が正確に記録されるブロックチェーン技術を使うからこそ出来る仕組み。
いいね~。
人気記事>>【初心者向け】NFTを買う方法を解説!おすすめの売買する場所も紹介
NFTが使われたアート作品やゲームを紹介
以下ではNFTが使われている有名な作品を紹介していきます。
ビープル/Everydays: the First 5000 Days 約70億円で落札
What are your views on @beeple‘s “Everydays: the First 5000 Days” sold for around $69 million, making it the most expensive NFT so far? #NFTCommunity pic.twitter.com/De92l5htYP
— Arabian Camels (@ArabianCamels) March 23, 2022
アメリカのアーティスト・ビープルの作品。
2007年から毎日デジタルアート作品を一つずつ発表し、5000日かけて5000枚を製作し、記念として全作品を一枚の画像の中に込めて作りました。

所有権が70億円で落札!
凄すぎるw
CryptoPunk 7523 約13億円で落札
CryptoPunk 7523を所有する権利が1,170万ドル(約13億円)以上で落札されるって相当なバブルだよね。 pic.twitter.com/S6sFBX3MVj
— Kohki🦊 (@maisonkohki) September 29, 2021
人気NFT(非代替性トークン)シリーズ「CryptoPunks」の中の一枚。
クリプトパンクスは限定10000枚のNFTであり、10000枚それぞれが異なる外見をしています。
アクシーインフィニティ(Axie Infinity)
アクシーと呼ばれるモンスターを育成し戦わせるポケモン風のゲーム。
キャラやアイテムは全てNFTです。

他のプレイヤーとバトルして勝ったり、一人用のアドベンチャーゲームでミッションをクリアするとアイテムが手に入る。
ゲーム内で手に入れたキャラやアイテムは売却でき、「稼げるゲーム」として今話題の作品。
遊んでいるだけで日本円で月収10万ほど稼ぐプレイヤーもいて、発展途上国(特にフィリピン)で爆発的な人気があります。

発展途上国だと賃金が安いから、アクシーインフィニティをしていた方が稼げることもあるらしい(稼いだお金で家を建てた猛者もいるとのこと。)
ザ・サンドボックス(THE SANDBOX)
ボクセル調のメタバース空間を使った収益化できるゲーム。
マインクラフトっぽい世界観です。

アクシーインフィニティ同様にキャラもアイテムも全てNFT。
ゲーム内で手に入れたアイテムの他に、自分でアイテムを作成して他の人に売ることもできるらしく、画期的。
また、サンドボックス内の土地は「ランド」と呼ばれ、競売にかけられて世界的な企業が高額で落札しています。

仮想空間でも土地があるという…。
土地を所有するとそこで建物を立ててイベントを開催し、遊びに来たプレイヤーから利用料を徴収出来たりするらしい…。